香港デモでは武装警察による催涙弾がデモ隊に向かって撃ち込まれる様子が何度も見て取れました。この半年以上にわたる香港デモで撃ち込まれた催涙弾はなんと1万発以上とのこと。そしてその催涙弾による健康被害がついに出てきました。
中国製の催涙弾による被害とは?

クロロアクネの発症
香港の最前線で行動していた記者や多数の人間が、皮膚病にかかりクロロアクネであると診断されました。
クロロアクネとは皮膚にニキビのような発疹が大量にでき、かゆみや不快感、見た目がひどくなるなどの症状が出る病気です。原因としてはジオキシン(ダイオキシンの一種)が体内に入ったり、皮膚に長時間接触することで発症します。
治療抵抗性が高く、有効であると証明されている治療法を行っても、効果が出なかったり、だんだんと効果が無くなり再発・再燃してしまいやすい病気です。
スズメの大量死?
催涙弾が発射された地域では、後にスズメが大量死されている様子が確認されています。これも催涙弾による空気汚染によるものだと多くの人は考えています。
しかし、香港バードウォッチング協会が見解を発表しました。
鳥の死の原因に関する確実な証拠はまだなく、実際に鳥の死が催涙ガスに直接起因するかどうかを確認することは困難です。私たちは、急いで結論を下すよりも、鳥の死に関連する理由をもっと探求する科学的な態度を維持することが望ましいと考えています。
一部抜粋:Hong Kong Bird Watching Society 翻訳者:GENKI
鳥の死が催涙弾による影響か、はっきりとまだ言えませんが、個人的にはかなり『怪しいのでは?』と感じています。
中国製催涙弾とは
香港警察が現在使用している中国製の催涙弾は他国のものより燃焼温度が高く(250度に達するとのこと)、より毒性が強いことが特徴となります。
燃焼温度が250度に達することがダイオキシンを発生させる条件となっており、香港で発症が相次いでいるクロロアクネの原因ではないかと言われています。
香港史上最大の生態危機の可能性
1万発もの催涙弾を、国土が札幌市と同じくらいの狭い地域に連続的に打ち込んだことで、土壌や水などが汚染されている危険性が懸念されています。
催涙弾の毒は皮膚だけではなく、免疫系や多くの器官も破壊し、発癌性もあります。この強い毒が体内や土地や水などに入ると、香港史上最大の生態危機となると見られています。
Agnes Chow TingさんのTwitterより
※画像が過激な為、文字のみ抜粋
例えばベトナム戦争で使われた『枯葉剤』。この枯葉剤にはダイオキシンが含まれていました。それが原因でベトナム全土で奇形の子供が大量に出産されるなどの被害が生じました。
香港デモ隊に発射される催涙弾もダイオキシンを発生させている事実があります。これが数年のうちに何かしらの障害といった形で表れてくる可能性があります。