高速大容量・多数同時接続・低遅延という3つの特徴をもつ5G。現在の4GやLTEと比べて何十倍も進化した驚くべき通信規格です。
この5G技術により仕事やサービス、エンターテイメントなど世界中のありとあらゆるものが変化し、再定義される可能性があります。
そして生活は今まで想像していた、または想像できていなかったような未来を実現していきます。
まさに技術革命です。時代が大きく変わります。
日本では、そこまで騒がれていないように思えますが、とんでもない時代がすぐ目と鼻の先まで来ています。ということで、某コミックより今の日本にピッタリな言葉があります。
『衝撃に備えろ』
この記事では、小難しいことは出来るだけ簡略化して、普通の人に「5Gで生活がどう変わるの?」といった疑問に答えていきます。
5Gで変わること・できること

ワクワクする未来はすぐそこです。
3Dホログラム
「ホログラムってSF映画でよく出てくるやつ?」
そうです、それです。空間に人とか物を浮かび上がらせて、あたかもそこに実在するかのように見せるやつです。
あれ、現実のものになります。
「ウッソー!」って結構驚くと思いますけど精度の悪いものなら、もう既に完成しています。

でも結局、画質を良くしないと本物っぽく見えないんですよね。それに普通の映像データよりもホログラム用の3Dデータは容量が重くて転送がスムーズにできなかったり。これが最近になるとカメラ画質もグンっと向上して、5Gの通信速度をプラスすることで成功しそうなんですよね。
具体的にどんなふうに使われるかと想像すると、今では当たり前になったカメラ付き携帯みたいな流行り方をすると思います。
みんなが何処でもスマホで空中にホログラムを投影して、Youtubeを楽しんだり、恋人とホログラム通話したり。2次元のキャラなども立体化できます。
ここまで技術が成熟するのはもう少し先でしょうけど、こういった未来は確実に来ると思います。
仮想現実(VR)がより一般的なものに
VRはすでに普及はしていますが、ちょっと敷居が高いですよね。僕もやってみたことがありますが、実際すごいのは凄いです。迫力あります。
でも、これにはVR映像を処理するためのPCやPS4などが必要で、そこからケーブルで繋がったVRゴーグルで映像を見るといった感じです。
なんだか…めんどくさいですよね。これが5Gになると映像自体の処理はクラウド側で処理できるようになって、処理した映像をビュンっっと、自分のVRゴーグルなどに送ってくれるようになります。
5Gの高速&低遅延だからできることなんですね。
ゴーグル自体も将来は小型かされていって最終的には普通のメガネみたいなもになる予定です。
具体的にVRの未来はどうなるかというと、サッカー試合をフィールドのど真ん中で選手と一緒に走りながら観戦したりでき、腕や顔を動かした時のラグも無く、本当にその場に自分がいるような感覚になります。
人の犯罪係数がすぐに分かるようになる
4K、さらには8Kのハイパー高画質な映像を監視カメラで撮って、5G通信ですぐに遅延なく映像を確認することができるようになります。
さらには映像が綺麗になるのでAIなどによる危険人物チェックも正確性が上がり、リアルタイムで映像をチェックしながら怪しい人物に職質などの対応ができる時代が来ます。
まさにアニメのサイコパスの時代ですね。「あなたの犯罪係数は400です」
2時間の映画のダウンロードが一瞬
5Gの通信速度は10Gbps以上と言われており、数字だけ見ると現在の4Gの約100倍です。ちょっとGbpsとか言われても分かりにくいと思うので、映画のダウンロード時間に例えると、なんと3秒。
欲しい映画なんか連続ポチポチで瞬間ダウンロードできてしまいます。早すぎですよね。
もう読み込み時間を気にすることなくなります。
Iotの進化
他接続が可能な5G。現状の100倍ぐらいの端末をサポートできるようになります。
一部のお金持ちの家では既に家の中がIot化していたりします。例えば、家の中で言えば現在でもカーテンの開け閉め、電気明るさ、エアコン、TV、玄関のロック、車などはスマホから操作できたりします。
5Gになると、このIot化がより広がって、子供の靴にインターネットが接続されたりします。子供が親の半径5mを離れると、アラームやバイブで知らせたり。
はたまた傘にインターネットが繋がったり。天気予報の情報を傘がキャッチして、雨が降りそうな日は傘自体が光って持っていくのを忘れないように教えてくれたりします。
全てのものがインターネットに繋がる = Iotです。
職場に出社しなくて良くなる
日本は残業が美徳といった考えが一般的なので、実現を許す会社はそこまで多くはないかもしれませんが、実現可能な会社は増えます。
会社でPCでカタカタするだけなら、場所を選ばずにどこでもできます。オフィスでの会話も5G通信でクリアに遅延なく、まるでその場にいるかのようにおこなうことができます。
というより、オフィスという場所はもういらなくなってくると思います。そして在宅や自分の好きな場所で仕事ができる環境が増え、『満員電車』という言葉は、そのうち死語と呼ばれると思います。
様々なものを遅延なしで遠隔操作
危険地帯や深海などに配線レスで、ロボットを送り込むことができます。ロボットからの映像はクリアで、操縦者はあたかもその場にいるような感覚。
手術ロボットなども開発されており、実現すれば南国のビーチにいる医者が、日本の病院にいる患者を手術する…などという日が来るかもしれません。
遅延が限りなく少なくて、通信に信頼がおける5Gだからこそ、実現可能なことです。
省電力で低コスト化
通信速度・多接続・低遅延と言うことなしですが、スペックが良くなってもコストが上がっってしまったのでは実用向きではないですよね。
ですが5Gではその逆で低コストで能力が大幅アップした通信が可能、さらには省エネときています。
車の自動運転
これが一番、よく言われていることなんじゃないでしょうか。
様々なメーカーが自動運転の実験を繰り返していて、評価は上々。将来確実に実現するものになります。
自動運転が実現すると具体的にどうなるのかというと、渋滞が無くなります。インターネットで繋がった車が最適なタイミングでブレーキ、アクセル、最適な経路を取り、前後の車間距離なども自動で調整するからです。
また、運送業者の人手不足にも対応します。おかげで、物流はさらにスムーズになりネットで注文したものが次の日に届くことは当たり前に、さらには当日に届くのが当たり前。なんてことになる可能性があります。
まとめ
けっこう夢物語を語っていると思われたかもしれませんが、全て『根拠アリ』です。今では当たり前のようにあるスマホ、写真をメールで送る技術、iPod、ハイブリッドカーなど過去には想像もしていなかった夢でしたからね。
そしてこれからも新しい技術はどんどん出てきます。そのベースになるのが5Gだと思います。僕は今この時代を経験できていることに感謝していますし、どんな新しい革命が起きるのか楽しみでしょうがないです。
ここに乗せていないような誰も思いついていない面白いことが起きると思います。とまぁ、いいことばかり書きましたが、実は5Gには悪い噂もあります。
気になる方は下記の記事も良ければ読んでみて下さい。
注目記事:5Gの健康被害【嘘・本当・対策】